遠距離恋愛

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遠距離恋愛

静かさを好む

久しぶりの「もしもし」が聞けた日は、水曜日「お久しぶり」「うん?・・・久しぶり、って言うのかな、一週間・・?」これも判で押したようなルーチンな会話いいのよ、久しぶりでも久しぶりじゃなくても。何となくただ言葉を発して、それを何となく受けている...
遠距離恋愛

明日は

朝ドラで、主人公が無下に扱われ、理不尽に困る気配になりそう・・な段階でチャンネルを変えるまた別のドラマで逃れられない修羅場に突入するしかない状況、とか身代わりになって死ぬフラグ立ちまくりで敵に突撃していくシーンとかドラマじゃなくてもちょっと...
遠距離恋愛

最近

もう4年くらいここにいてブログを書いてる始めた頃は、年の差とかW婚外とかそんなところからお仲間ブログを見つけて読みに行ったりして。そのうち何でかバズった事があったりして、そこから来ていただいて長く遊びに来てくださる方とかが出来てきてだけど、...
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遠距離恋愛

「あー、ハイッ、もしもし!」「!・・どうした?」「ん?」「何かあった?」「どうして?」「電話の声がいつもと違うから。何かあったのかと思った」いつもの電話は、3コールくらいで取って「もしもし」とゆっくり話すワチャワチャした時間の中でちょっとだ...
遠距離恋愛

Excelの恋

また、いつもの日常に戻った「疲れてない?」「いや、大丈夫」「・・・ホントは満足できてないでしょ?この間」「満足・・もうちょい頑張りたかったかな、物足りなかった。もう一回くらい」「・・・でしょうね」ほとんど、私のための時間だったでも、それをど...
遠距離恋愛

箱の中で

「あんなに離してって言ったのに。もう、嫌い」「好き」さっきの私のジタバタを思い出したか雅治は好きを連発しつつ、珍しいくらいの笑い声をあげた「嫌い」「好き、好きだよ」たぶん私の身体に入っていた色々な力が抜けて私の殻が剥がれてそれにホッとして、...
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火だるまの身体

抱え込むような腕と、ベッドに沈みこませるような足覆われるような手足の長さは、容易に私の自由を奪い、奪ったままで、ジワジワと私を焚き付ける力づくで否が応でもじゃない。関節の曲がりを規制したら、ひとは動こうにも動けなくなる。力を入れなくても、ど...
遠距離恋愛

温まる

抱き枕のように抱かれたままそのままで、眠っていたようだった交感神経と、副交感神経のバランスが悪い代謝の弱まりや身体の冷えなんかはその典型で感情は膨れ上がっても私の肌の熱は、いつも冷たくて汗をかくことはまずない身体が温かくなって、目が覚めた包...
遠距離恋愛

聞きたい?

「初めて」「んん?」「気づいてる?えっと・・口で最後まで」たぶんさせないようにしてきたのをさせるようになったのは最近だからまたひとつ解かれた、預けられたような気もしてこの、初めては大きい私にしてはある意味、ほっとするような私ばっかりを緩める...
遠距離恋愛

銃身の痙攣

「sana・・・」恋人繋ぎの手に、力が入った「も・・・もう・・・ダメだよ、もう・・・」私は、静かな動きを止めない雅治は、私にされる時、ハードな力技を好まない私を攻める時は、ありとあらゆるリズムを使うのに荒波の愛撫ではなくさざ波が次第に足を濡...
遠距離恋愛

リアルタイム 20230423

しばらく止まってますね最近は、書くタイミングがなかなかとれなくてネタ帳みたいに思い出したことを箇条書きとか単語メモみたいにしてますどっぷり書ける時間が取れたらいいのですが記憶にハマらないと書きにくくて。昨日はどうしたわけか、いきなりアメブロ...
遠距離恋愛

快感の出所はひとつ

眠ったように目を閉じていや、眠っていたのかもしれないけれどふと、眼を開けた隣で私を抱えていた腕からは力が抜けていたから眠った身体に添って下へ手を伸ばし同じ様に眠るような、それに手を添える手で、果ててしまう私は何度もあるけれど手で、果てさせる...
遠距離恋愛

まるで

否応なしに乱れた私の身体を抱き枕のように抱き、まるで自身も果てたかのような顔で、目を閉じる私が果て、何度も何度も喘ぎ痙攣をおこすまで昇らせる頃にはもう私の手は、雅治に触れていられるほどの余裕がなく私はただ、放たれるように貪ってしまっていて隣...
遠距離恋愛

全部の私を

いつもは遠いその手を、気配を思い出すしかないひとりで、というほどその手を思うパワーはないけど唇は、そっと突起を咥えた舌の動きは滑らかで、溶けるような感触に身を任せていく「ん・・・っ・・・」私からこぼれる声に、雅治の舌が強弱を加えていくするり...
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肌の熱

先にベッドに入っている私の隣へ滑り込むように雅治が入ってくるいつもの位置に身体を横たえ、こちらに向くと私の方へ左腕を伸ばし、腕枕のような体勢をとるそのまま、左腕は私にくるりと巻き付き私の身体はその腕に転がされて雅治のほうを向く私の左腕は、雅...
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燃えぬ火に

火のつきかけた身体どちらにも、もうとっくに種火はついている服の上からでもわかる互いの変化。でもいつかのように一気に溺れこみ・・とはならなくて。指先の遊びに耐えられず、突き抜けはするのにしたい反応はそうじゃない「もう・・来て」「どこに?」「入...
遠距離恋愛

埋めていく

「・・・手が止まってるよ。コーヒー、まだ?」「もう!」「入れてよ、コーヒー」耳元で囁き、言葉とは真逆の方向へ手を動かし・・・注ぐ手を、止めさせているのはどっちよベッドでは感じない身長差を立位ではとても強く感じる それは日常の距離感にも似て立...
遠距離恋愛

ドリップコーヒー

「コーヒーは、今?後で?」「ん-・・・じゃ今貰おうか」「ブラック?」「いや、ミルクも砂糖も入れて」食事を済ませて「じゃ、お風呂行ってきまーす」とさっさと・・という雰囲気でもなく。でも、べったりくっつきたいような、少し気恥ずかしいような、そう...
遠距離恋愛

ホワイトデーと誕生日

「そうだ・・・えっと、もうプレゼントを先に渡しておくよ。きっと職場にも自分のがあるとは思うけど、まあでもシンプルだし、余分にひとつくらいあってもいいでしょ。お誕生日おめでとう」「ん?・・・えっ?」「それと・・ホワイトデーも」「ええっ?? バ...
遠距離恋愛

いつも

このホテルはもう「雅治とのいつも」になりつつあった部屋は毎回違うけれど遊園地に新しく出来た乗り物を巡るワクワクよりも昔なじみな喫茶店のいつもの席がいいせいぜいが、エスプレッソにするかクリームソーダにするか迷うくらい四半世紀の恋はそのくらいの...
遠距離恋愛

開き直ったはず

「・・・遠かった、疲れた」「それは実際の距離で?それとも・・・」「距離はかわらないもの。だから気持ちが9割。3倍くらい遠く感じた」「だろうね。・・・でも良かった無事に来れて。急に眠くはならなかった?」「ん、今日は大丈夫だった」「良かった」逢...
遠距離恋愛

遠く遠く

「大丈夫」口に出し、勾配の坂を上り高速を走る「いける、大丈夫」喉がヒリヒリしながら、眠気覚ましのガムを噛み「やっぱり、いつもより緊張してる」「そりゃまあ、そうでしょうね」「大丈夫、行ける」声を出しながら、運転したこのあたり・・・と事故現場を...
遠距離恋愛

セルフ・エクスポージャー②

セルフ・エクスポージャー(自己暴露療法)を思いついたのは事故の翌日、通勤のために毎日使うバイパスにある緑色の道路標識を見た時。その緑色を「うわ、怖」と感じたからだった確かに、事故現場に「○○まで何キロ」みたいな大きな緑色の案内板はあった。で...
遠距離恋愛

セルフ・エクスポージャー

「いまから、こちらを出ます。ナビによれば到着はこのくらいの時間になりそう」「気をつけて、安全運転で」反射するようなタイミングで返信が返ってくる「僕を待たせるとか思わなくていいから。事故のないように」この数日の間、何度も何度も言われたわかって...
遠距離恋愛

煩悩の数

「逢う日、ね。診察を入れたの」「診察?」職場はダラダラと感染症の余波が落ち着かず、休みにくい状況が続いていた。また今年度はコロナ罹患や濃厚接触などで有給消化も多くて、複数日の休みがむつかしくて。でも、そんなにかからないはず逢うを予定していた...
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