静かさを好む
久しぶりの「もしもし」が聞けた日は、水曜日 「お久しぶり」 「うん?・・・久しぶり、って言うのかな、一週間・・?」 これも判で押したようなルーチンな会話いいのよ、久しぶりでも久しぶりじゃなくても。何となくただ言葉を発して、それを何となく受けている雅治の声や、ふと溢れる息づかいにホッとしたいだけ そもそも、ネタを準備しないと、会話が続かない なのに、聞いて聞いて!と話したいことをやまほど抱えて電話に臨むというのでもなく それに「もしもし」の声を聞くと、その耳障りの良さに話そうと思っていたことを忘れる 「忘れるようなことは、そう大した話じゃないんだよ」と言われるけれど 何のために電話してるの、と、そんな調子 昔々は、声を聞くことは当たり前でなくてだから一度だけ、卒業して・・たぶん2年ぐらい経ってからかふいにかかってきた電話のことは今でも、とてもよく覚えていて 「・・・ど・・・うしたんですか?」 私の、最初の一言目は、これ 電話がかかって来ること自体が衝撃で、青天の霹靂。私たちのなかでの「電話」って、昔からそんなコミュニケーションツール(笑) ま、私のほうから見て、ですけど 今
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