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焼けつく欲望

遠距離恋愛
抱えていた荷物をソファの側に置いた途端それを待っていたかのように、声もなく雅治は私に襲いかかった 甘やかな、ふわりとしたいつもの優しい紳士然とした振る舞いではなく それは30年近く前の、初めての頃を思い出させるような振る舞いいやそれ以上。堰を切ったように、雅治は私を抱え込んだ   「ちょっ・・どうした・・の」 問いには答えぬまま私の背中の金具を外し、ゆるんだ胸元をたくし上げ、膝をつきかがみこむと舌を這わせる 「も・・ちょっ・・と」 スカートを引き下ろし剥ぎ取ると、足元に残したまま潤みの中に手を差し入れた  確信に近い滴りが、言わない私の声となり雅治の指を濡らしていく。好きな男にただむさぼるように欲しがられ、組みしだかれて潤まない女はいない 互いの確信、恍惚の気配。雅治は、更に進んでいい合図と捉え私の理性を叩き崩していく   性欲が強いか弱いか還暦を越えても、私との危ない橋を渡ろうと思えるのだから、強いか弱いかと言えば強いほうに入るだろう だけど、もう何度となく抱いた、知り尽くしたはずの身体 慌てて手に入れなければならないほど貴重でもなく歯止めがきかないほどにのめり込む裸身でもないだろうに  「ねぇ・・・ど

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