入院 その6
結婚生活
「入院 その1」「その2」「その3」「その4」「その5」（←クリックで記事に飛びます）より続きます。今日は「運び屋」について書きます。私が入院した大学病院には「運び屋」がいました。患者を車いすやストレッチャー、ベッドに乗せて病室や検査室に運んでくれる人たちです。私は救急科から放射線科にストレッチャーで3往復、放射線科から一般病棟に1回、病室からベッドごと放射線科に1往復してもらいました。搬送中とても優しく声をかけ続けてくれる人もいれば無言であちこち壁にぶち当たりながら運ぶ人もいます。「どこの国の人？わぁー、初めて日本人に会った（こんな時に会いたくない）。」「ご家族は？息子さんマイエンヌ県に住んでいるの？僕マイエンヌ県出身なんだ。うん、とても素敵なところだよね」等々と笑顔がこぼれる移動の時もありますが、最後にとても嫌な運び屋に当たりました。彼は電動一輪車の様なものに乗っておりフォークリフトの様な櫛で縦向けにベッドの下から持ち上げると物凄いスピードで運転しました。それなのに途中で知り合い達に会うと急ブレーキをかけ、そこから思いっきりバックして話の輪に加わり、「俺、これからまた1件入れられたんだよ。まだこいつ（こいつ？）が済んでいないのにさ！」と言いました。そして少し話した後「やってられない！」と言い、またスピードを上げて地下通路を進みました。私は目を開けていると目が回るので目を瞑りまし
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