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おしゃべり④ 昔の話

遠距離恋愛
どんなに苦しくて悲しくても 日にち薬、という言葉がある  時はいつの間にか過去になる。痛みも悲しみも、喜びもセピア色の写真になる  「でも、10年以上経っても、奥さんには過去じゃなかったわけか」 「・・・だと思う」  「事務局長に怒られたんじゃない?奥さん」「知らない」「それに、それって、自分の人生を生きてない気がしない?結婚して、好きな人の奥さんになったのに、勝ってるのに。それに事務局長も、そんな状態で結婚するとか、結婚てそんなもんじゃないでしょうに」  「いや、それが、彼女と事務局長の選んだ結婚、自分の人生の歩き方、なんじゃないかな。自分の今を誰かのせいにしたい、そういう歩き方が好きだと、そういう歩き方しか私はさせてもらえなかったからみたいな。そういうクセがついているのかもしれないけど。選べたはずよ。でも選ばない選択をした。それが幸せだと思って。事務局長は事務局長で、もう責任みたいな言い方をしてたような気がする。そう、その後、たまたま偶然、お目にかかったの」  「横浜から、こっちに帰ってきてるの!」  「その時はたまたま帰ってきてたみたい。って、それももう随分前の話よ、10年近い前。なんだかさっきから、昨日の話みたいに話してるけど」&nbs

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