「ベストタイミングだったね」 「今着いたの、ホントに今」そう言い、目を合わせたジャケットの下、ネクタイが見えているそこにはデザインで一目惚れした、ペンを模したネクタイピンが止まってるクールビズはそろそろ終わりじゃない？だから、ネクタイしてきて。とお願いしてた戯れ言だけど必ず覚えていてくれる雅治は、私が音にしたささいな要望には敏感で何を喜び何を楽しむか、知ってるデザインのあるネクタイピンは、思ったとおり。生真面目色のジャケットに、ちょっぴり目を引く遊びゴコロを添えていたネクタイも含め「私好みな雅治」っぽい仕上がり。あのタイピンなら、たぶんこのネクタイを選びそうの想定どおりふふ・・マスクは、口の端に乗った思わずの笑みを隠す一瞬目を交わして、すぐに前を向き車を動かした大学の職員通用口なんて一刻も早く離れないと。「大丈夫、この時間に誰かに会うことはないから」そう言うけど、ね。まさかが起こる前に離れたい雅治は、絶っ対に気づいてない私が、そんなドキドキの中にありながらも、雅治の胸元でもう癒やされていることにたぶん、聞く。後で「気づいた？ネクタイしてること」ってネクタイピンもしてきてるのに、気づいてる？って ランキングに参加しています。ポチッとして頂くと励みになります 女の本音・女心ランキング
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