裏切り

私は息子に何があったのか知りたくて何か家に残されているのじゃないかと事故の夜一人で彼の家に行きました。家に入ると1.5リットルの水が6本入ったパックが玄関先にあり、床には日曜大工の途中の板とのこぎりが無造作に置いてあり、週末に洗濯しただろう洗濯物が綺麗に干されておりました。冷蔵庫の中には来週の買い物がされていっぱい食料品が入っており、コーヒーマシーンのカプセルがたくさん置いてありました。何も変わったことがない日常の光景に何も見つからず、私は事故現場の町に住む息子の親友マチュー宅に行き郵便受けに「〇〇のママです。私に電話して下さい」と電話番号を書いた紙を残して帰宅しました。現場には「ガソリン注意」と書かれた看板があり畑の持ち主らしき人が他に部品が落ちていないか点検しているところでした。22時半頃電話が鳴るとマチューからでした。彼は息子が死んだことを知っていて「昨日の夜は仲間たちと一緒に食事をして彼も笑っていたから何故彼が自殺したか分からない」と言いました。ここからは私が彼と日曜日と月曜日の夜に話したことからの推測です。土曜日の夜、私とホームセンターから帰った息子は「またマチューが呼んでるしラバルに戻らなあかん」と言いました。そして彼はマチューと他の友達と食事をしましたが、そこには（マチュー曰く円満に）2日前に別れた息子の彼女もいました。彼女を車に載せて来たのはマチューでした。彼女は自

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