スポンサーリンク

おしゃべり③ 昔の話

遠距離恋愛
「もう・・・かまってちゃんじゃない」 「そういうこと、今思えばそう」  20代の頃は、勿論仕事もしていたけれど、お互いの恋にどっぷり浸かり、謳歌してた。泣きながら止めたり、この世の悲しみ全部しょった・・・そんな、まあまあに華やかな(主人公たちのルックス等はさておき)ドラマみたいな時間を過ごして   「でね、奥さんが、新聞で死亡広告を見つけて。それを電話で事務局長へ報告。は、あっただろうと思う。sanaのお父さんが亡くなったみたいよって。でも10年以上前の元カノの父親、もう何の縁もゆかりもない人に、わざわざ書留で香典を送る・・・そんなことを横浜の住所から、事務局長は指示しないと思うの」 「うん」  「まして、携帯電話を持たなかったひとなのに。かけてきてくださいと言わんばかりの電話番号。消印は市内、筆跡は女文字」  「妻さまかー。かかってこい!電話っ!て思ってたんじゃない?まあでも、そんな手には乗らないでしょ」  「乗るわけがない、今更に危険だとミエミエな橋を渡る訳もない。もうそんなお嬢ちゃんじゃないわ」  「確かに。で、どうしたの?」  「手紙を書いた、パソコンで。事務局長の横浜の住所に、こちらの住所は書かずにね」&

リンク元

遠距離恋愛
スポンサーリンク
ainoをフォローする
スポンサーリンク
恋愛をテーマにした人気ブログまとめサイト 

コメント

タイトルとURLをコピーしました