待って
「んん・・・・・っっっ」恍惚の表情は、細く長い溜息を従えていた 目を見開き、我に返るように私を見て パン・・・パンパン・・・ 音を立て動きはじめる 今に飲み込まれて、性のままに走っているような身体の下の雅治の動きを両手で押さえた 押し上げられるように腰を浮かせると、外れそうになる動きを、制した 「ん・・・?」 「待って・・・そんなに・・・動かないで」 1回目に続いてるから導火線が短くなってる焦らしに焦らしてたから最後の瞬間がおそらく近い 慌ててかき集めて、最後に突進していくような気配は急がないと、タイミングがズレそうで、だから そう言ってる そんな焦りはいらない 緩めばまた、慌てなくても 私が動くから 今は私に溺れていればいいの 私は、両手で、雅治の腹部を押えた 腰を浮かし、沈める 身体の上で上下する私の動きが、中の雅治に伝わるそれに加えた出来うる限りの弛緩と緊張がダイレクトに伝わっていくのを、雅治の腕に浮かび上がった鳥肌が証明する 私だって、気持ち良くないわけがない。乱れ動く私の姿に刺激され、雅
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