以前と
「先生は、以前からすると随分変わられましたね」 ブロ友さんから頂いたメッセージの中に、こんな一文があって その方はとても優しい、無理のない文章を書かれる どうしてこんな風に、他者愛にあふれた心を持てるのだろうとその方の文章を読むといつも思う 彼女にもまた、長年深く心に思う方が遠くにいて 「でももう、彼は私の一部って感じ」 痩せ我慢でもなんでもなく、微笑むような様子が見える返信で 「ふたりに愛されている幸せをかみしめている」と綴られていた。 ひとの気持ち、を 動かそうと思っても、ひとの感情は「ひと」のものだから「わたし」が、自分の都合のいいように動かせるわけじゃない ただふとしたきっかけで サイコロが転がるように、静かに静かに変化していくことはある 小さな、言葉ひとつ雅治の口からこぼれた言葉と共に、さまざまな感情が、メッキが剥がれ落ちる 転がったこれで、たぶん、少し雅治は楽になる そう、それをほどいて 昨年、そんな風に思った瞬間があった 自分できっちりと編み上げた鎧は、自分で編み上げたのに、そのほどき方を忘れてしまってい
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