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肌の声

遠距離恋愛
「ここを何時に出たらいい?」 「タイマー、かけました。その時間に」 「そう」  あと2時間、一緒にいられる あと2時間  「昨日の疲れは?」 「残ってるねぇ、sanaの色気にだいぶやられたみたいで、疲れが抜けないよ」 「色気って。じゃ・・・もう今日は、お昼寝?」 「・・・うん?」  ベッドのなかで、裸の身体に裸の身体が静かに巻きついた雅治の体温が皮膚を通して伝わる。シャワーを浴びたから火照るような熱さはない。さらりとした肌はしっくりと密着し、凹みと凸みはフラットになっていく 違和感のない雅治の肌は、肉体は、まるで私の思考を読むかのように私の欲望に添うえげつなく見えないようにと、えげつない欲を隠そうとする私にごまかされた気配で、同じように荒ぶりを隠して そっと、初めてのように触れていく  私は、言葉ありったけをかき集め、編み上げてこれでもかと、思いの丈を雅治に浴びせる話す言葉も、LINEも、ブログもそう 告げながらでも、いつも大事なことが抜けているようで言えば言うほどに不足を感じる  肌が遠ざかればすぐに忘れてしまう 初めて来た都会の街並みのように冷たく知らない誰かのように感じて&nbs

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