連れて帰って
遠距離恋愛
13：30に、昨日のコンビニで待ってる あわただしい学会場の中でLINEは小さく午後の予定を告げてきた 待って。一人では昨日のホテルに辿り着ける自信がない。学会場の近くで待ってて。連れて帰って。 嘘でしょ ホント。ホテルに荷物を預けてきたから、一度ホテルに帰りたいし 空間認知機能が、ホントに弱い慌てると右と左、にすら戸惑う。だから隣でされる運転中のナビも、「その黄色い建物の横を曲がる」みたいに、目で見えるように指示してくれたり、指で指してくれたりする方が実はありがたかったりする。右・・・ええと、お箸持つほうだからこっちか・・・という風に頭の中で変換しなくて済むから まあ、これはもう頭の中のクセみたいなものだからどこかに行くときは、Google先生であらかじめ経路を地図ではなくて写真で確認しておく、スクショしておくとか。何度か行けば覚えるけど。 朝普通に行ける、と思ってたのはやっぱり甘くて思っていた景色にどうしてだか辿りつけず 20分の道のりを、40分以上迷うということになって 「えーっと・・・それはこっちじゃないですよ。ここは市役所ですからね」 「ん？」 ・・・普通に、迷うような
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