2度目の手術後
「どう?痛い?」 「痛い」 「今日の調子はどう?」 「良くないね、変わらないよ」 「良くないかー・・・」 2度目の手術の痛みは、最初の手術の痛みとは違った 痛みもすぐに引いた、後遺症もなさそうだった1度目の結果を受けて2度目に及んだはずなのに、調子の悪さは1度目の上を行った 当たり前にできるはずのことが、うまくいかないもどかしさ、それを埋めるようにかかってくる電話 今日、診察で先生はこう言ったよ今の症状は、ここまでは想定内、今後酷くなればこうなる 私は聞きながら、つい「それで?今度はこういう風になるの?」と口を挟み 「黙って。ちょっと僕の話を聞いて」 と、苛立つようにたしなめられたりもした 苛立ちも、たぶん痛みが引けば落ち着くおそらく、こんな電話のやり取りも、忘れるだろうし 苛立ちの出処を想像するのは簡単で私に、腹を立てているわけじゃなし コロナじゃなければ、もう少し誰かがいて物理的な一人の時間が、もう少し、薄まるだろうけれど 他の話や、昔話をしたりして思っていた「昔」に、ニュアンスの違いがあるのを見つけたり&nbs
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