環境保護団体との戦い

★イルカを漁船網から守れフランス国務院は漁業関係者に1月22日から2月20日までの一カ月イルカ保護の為ビスケー湾（Golfe de Gascogne 北大西洋の一部でイベリア半島の北岸からフランス西岸に面する湾）の一定地区で漁を禁じました。フランス西部ブルターニュ地方フィニステール県からバスク地方まで広大な地域となり外国船もその適用となります。トロール船・刺網漁船などその地区で漁が出来ない船はおよそ450隻で、その間の資金は国が援助します。大西洋岸では毎年9,000頭のイルカが誤捕獲され、イルカの絶対数をキープする為にはその数を4,900頭にまで落とさないといけません。国務院の依頼を受けて国際海洋探査評議会（CIEM）が調査を開始、環境保護団体やNGO（シーシェパード・鳥類保護連盟）の意見を聞き入れ2023年10月マイルカ・バンドウイルカ・ネズミイルカ等の保護の為、この時期の一カ月の漁を禁止することを決定しました。この措置は2025年、2026年も続く予定です。環境保護団体やNGOはイルカの死亡率がピークである冬季に3か月、夏季に1ヵ月の休漁が推奨されると話しております。一方漁師は「これは環境保護団体やNGOから小規模漁業者への攻撃である」とし、船上カメラやレーダー、クジラ類を追い払う音響信号を発信できる装置を搭載した船でさえ休漁の免除対象にならなかったことに不信感を抱いております

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