昔、大きな失恋をした時、もう人生が終わったような気がしていた時期があった。これから先は、ずっとひとりだろうし、あの人を忘れることなんて絶対にできないって思ってた。 食べることも、眠ることもできない時期が、少しだけあった。体重は一気に7kg近く減った。 でも、そんなもう倒れそうなくらいフラフラだった私を支えていたものが、ひとつだけあった。 それは、「書く仕事をする」っていう夢というか、希望みたいなもの。 ちょうど彼から別れようと言われた時、私はインテリアの会社を辞めて、マスコミ業界に転職しようとしてた時期だった。 マスコミ経験ゼロだったから、とりあえず、Macで編集とかデザインをできるようにしようと思って、スクールに通っていた。 彼との別れが決定的になった時は、あまりにつらくて会社に行けない日もあった。でも、スクールだけは一睡もできなくても、這うようにして通ってた。 そこに行って勉強することが、その時のすべてだったような気がする。 新しい世界へ踏み出すことが、唯一の生きる力になるような気がしてた。 希望だった。 でもあの時、這いながらでもがんばってよかった。少しは夢に近づくことができた。まだまだこれからだけど、スタートには立てたから。 #失恋 #生きる支え ー過去記事PIC&追記ー
Source: 恋は終わったあともまだこんなにせつない
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