僕は好きだよ
「由子ちゃんがひとりで来ることは無いよ。sanaが一緒でしょ。久しぶりに会いたいな」 ふわっ、とモヤッとする 由子を連れていったら、会えるけど逢えないじゃない それに昔、由子に雅治が目をかけてたことも知ってる。私と由子を引き合わせたのも雅治だし。 「久しぶりに会いたいな」で、ゴチャゴチャと、すぐ昔に遡れる私の記憶もたいしたものよ(苦笑) 「・・・じゃ2週間後にそちらに行く時、由子にも声をかけて一緒に行ったほうがいいですか?」 「sanaだけじゃないとホテルには行けないよ。それとも3人でするの?」 「なっ・・・!もう!大っ嫌い」 「僕は好きだよ?」 由子は、私と先生の昔話を聞きたがった。勿論ホントのことなんて一切言ってないけど、彼女と私は好みが似てる(苦笑) 何かの時に、話の流れで由子とデートします?携帯教えましょうか?なんて心にもない話を、昔、雅治としたことがあって 「そういうことを言うの?じゃその後、彼女が望めばそういうことになってもいい、と?」 「由子が望むとしたら・・・」 「望んだら・・・いいのね?」 「・・・いいですよ、って言った
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