四つん這いになって
遠距離恋愛
「ね、キスして」 攻めているのは雅治なのに、そんなひと言で急に追われる人かのように景色が変わる忘れてた。それを指摘されたように少し慌てて唇を塞いでくる「もっと感じて。気持ちよくなる姿を見たい」そんなふうに言いながら、いつもは徐々に私に火をつけていきそのさまを楽しむのに、今日はそうじゃない最初からこんなに熱波を浴びせるのならもっと、私を深く強く抱いてそしたらえげつないくらい、無くなるまで我を忘れさせてあげるそんなつもりなかったのに車の中から引きずってるイジワルな私が顔を出す見せて雅治が自分の欲情に溺れ、堕ちていく様子が見たいアラフィフの身体は、昔に比べりゃ色んな位置情報はだいぶ元位置と違う、でもそのかわりに経験値は上がってて（たぶん）万人受けするつもりは一切ないけど、阿吽の呼吸はかなり（ニヤ）雅治が、私のどんな気配にかきたてられるか、それだってもうわかるSEXは受け身だけじゃ絶対にいけない構築し、互いを引き出して新しい形を模索するものそんなストイックさはホントによく似てる。 いやこれをストイックさと言っていいのか（苦笑）キスをねだる間に、手さぐりで外そうとしていた雅治のベルトがやっと緩んだ。ベルトを引き抜いて投げ捨てるとファスナーを下げ、スラックスを一気に引きずり下ろしたそこにあるそれに、下着越しにそっと触れた待ち焦がれたような力強さは、手のひらに怒張した拍動を伝えてくる「
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