裕福でも貧乏人

独身で年金生活、私に比べると充分に裕福な年上の女性がいる。でも、いつも貧乏だ、年金が少ないと言っている。いつもお金が無いと愚痴るのが不思議で、色々聞いたら、お金の使い方が自分の感覚とは違っていた。１人なのに、沢山の食材を毎日買わないとすまなくて冷蔵庫は物で溢れ、結局使いきれず捨てているそう。買う物にもこだわりがあり、値段の高い物。全てそんな感じで、衣料品、バッグもブランドにこだわる人から勧められると即買うらしい。バブル期に贅沢した世代、あの時の自分が正しいとどうやら贅沢、浪費の快感をそのままひきずっている様子。時代も自分の年齢、状況も変わっている事が受け入れられていないのかも。ネットで買い物もやめられず、家は物が溢れているそうだ。口癖の様に、私は節約しなくちゃいけないの、貧乏な年金生活だから！とアピールがしつこく、周囲の人はうんざりしている。はっきり言い返す人もいるが、自分は１人で生きて来た、旦那さんに頼れる主婦とは違うのよと言い返される。彼女の年金額を聞くと、男性の一般的な受給額より多いし、貯金額も多いらしい。家は実家を相続している。それでも、不足なのだそうで、まさかこんな貧乏になるとは予想しなかったと愚痴る。私なら贅沢ができて貯金もできそうなのに。不安な？気持ちをカバーする為に、パートをやっているそうだ。パートの収入も、私なら有り難い大金だけど、彼女にとっては、恥かしい位の少額

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