フィクションです。 あのころは十代で若くて幼くて子どもで。 自分の気持ちを相手にぶつけるだけで精一杯だった。 それに相手がどんな想いで対応してくれていたのか。 理解するどころか想像すらついていなかった。 あれからずいぶんと時間は流れて 今になってやっと少しだけわかること。 あんなにも忙しくて大変でパンクしていたであろう状況の中で お手紙をくれたり電話をくれたり相手をしてくれたり。 そこに気持ちがなかったわけがない。 たとえそれを愛とは呼ばなくても。 たとえそれを恋とは呼べなくても。 感謝しかない。 なのに今はもう「ありがとう」を伝えることもできない。 たとえばそれが本物だと気が付いたとしても。
Source: ★★片想い10年ロック★★
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