1周忌の連絡
うちのミニ仏壇の鐘が、突然チンと鳴った。何かの振動のせいで偶然なのだろうか。葬儀後に帰宅した日の夜のラップ音、先日、父の留守中にこっそり実家に帰ると決めた直後の、ライトの点滅もタイミングが良かったが、この鐘の音も、何かの偶然だろうと思っていた。その直後、弟から久し振りにラインがきた。母の1周忌の連絡だった。こういう良い偶然は、母がいる様で楽しい。父も相変わらずの様子、3回目のワクチンも終わったとか。あれからもう1年か。去年の今日は、母とどんな話をしてたかなと思い出すのが日課だったけど、1年が過ぎると、「昨年の今頃は」と思いだしてももう母はいなくなる。母は成仏して、もう我が家にはいないのかな。無になり、魂もあの世も無いのかなと、時間と共に、葬儀直後と今の自分の気持ちの変化を感じる。でも、たまに「お父さんを助けてあげて」「全くあてにならないんだから。あの人たちは!」などと父を心配する母の声が聞こえる気がする。特に父に関しては、弟達が何も気にかけていないので、私に、時々見てあげてと母が頼んでいる気がしてしまう。弟の妻は、旅行に出たまま数か月帰らない、1周忌にもでないと聞いており、むしろその方がいいと思っていたのにワクチンを打つために、帰宅するそう。1周忌もでるそうだ。出席は家族だから当然の事だが、本心は出る気が無かったのを知っている。父は普段から冷たく我儘なお嫁さんに、内心失望はしている
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