大統領選挙と狩猟事故

フランスは今年の4月10日（日）に大統領選が行われます（有効投票総数の過半数を占める候補がいない場合は決定選挙が2週間後の4月24日に行われます）。そして昨日の「ハイカーが狩猟者に撃たれて死亡した事故」（こちらの記事↓）は、候補者にとってまたとないアピールを行う機会となりました。
亡くなった女性（25歳）は「山歩きコース」の看板に従って恋人と山歩きを楽しんでおりましたが、突然体の左側に弾丸を受け数分後にその場で死亡しました。また加害者となった17歳の女の子はイノシシ狩りの狩猟団体と行動を共にしておりました。フランスでは15歳から（5年以上の経験を持つ）成人の同伴者の責任のもと狩猟を行う事ができます。狩猟事故はここ20年で大幅に減少しており、1999年から2020年までの間に41％減少しているとのことです。1999年から2000年のシーズン中の事故は232件、2019年から2020年の事故は136件です死亡事故は1999年から2000年のシーズン中が39件、2019年から2020年は11件で、20年間で71％の減少だとのことです。また死亡事故の内ハンター同士の事故が9割を占めるとのことです(;^_^A。フランスはヨーロッパの中で一番狩猟者が多く（フランスの次がスペイン、イタリア）、400万人がライセンスを持ち、120万人が実際に狩猟を行っているそうです。そしてフランスはヨーロッパで唯

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