強制送還対象外国人たちの脱走

フランスでは強制送還決定となった外国人を強制送還するまでCRA=Centre de  rétention Administative （行政拘置所）に拘留しています。フランス全土に27カ所あり1,869人が収容可能で拘留平均期間は28日です。部屋にはベッド、テレビ、娯楽スペースが設けられております。しかしながらそこからの脱走者が後を絶ちません。5月10日（金）夜中の1時フランス北部リール市の郊外レカン（Lesquin）にあるCRA（行政拘置所）から7人の外国人が脱走しました。警察官から出入り口のバッジを奪いガラス片で脅して逃走したとのことです。彼らは21歳から31歳で、その内の一人（30歳）は直前までアミアン刑務所に服役しており、他の2人は家庭内暴力で拘留されていたそうです。また5月10日（金）の夜から11日（土）にかけてフランス南部エロー県セート（Sète）のCRA（行政拘置所）から10人の不法滞在外国人が逃走しました。天井板を外し屋根を歩き樋を伝って降りました。という事で先週末は17人の強制送還対象外国人が逃走、2人が逮捕され禁固8か月の判決を受けました。先月4月にもフランス北部セーヌ・マリティーム県のCRA（行政拘置所）から10人が逃走しており、昨年4月にも8名が逃走しております。CRA（行政拘置所）には2022年43,565人、2023年には46,955人が収容さ

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