農業従事者の怒りが収まりません（こちらの記事↓）。フランス南部から始まった主要道路のバリケード封鎖での抗議行動は全国的に広がり、漁業従事者、政府の土木工事を請け負う会社等が賛同し、1月26日（金）はパリの高速道路も封鎖されます。1月25日（木）、FDSEA（イル・ド・フランス農民組合）とフランス青年農民組合は1月26日（金）午後2時から真夜中まで高速道路Ａ1・Ａ６・A10-11・A13・A15を封鎖することをプレスに発表しました。トラクターの燃料として使用される非道路用ディーゼル（GNR）の税金の優遇措置（低い税率）の維持、環境基準に対する増大する規制の緩和、農業従事者への金銭的即時援助が主な要求となります。非道路用ディーゼル（GNR）に関しては漁業従事者、政府の土木工事を請け負う会社等も関係します。1月24日（木）フランス南部の町アジャン（Agen）では県との会議で更に緊張が高まり、デモ参加者は県が象徴とみなす建物等を攻撃しました。デモ隊は県庁前で積み上げたタイヤや廃棄物に火をつけ、トラクターでファサードに糞尿を噴射しました。そして彼らはマクドナルドの店内に侵入し干し草を大量に撒き、スーパーマーケットの外観にも糞尿を噴射しました。マクドナルドの店員は「彼らの怒りは理解できるけれど、私もスミック（最低賃金）で働いているのにどうしてこんな仕打ちが出来るのか」と嘆いておりました。
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パリの高速道路を封鎖
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