#あの人のことを「好きだった気持ち」が忘れられなくて。

好きな人のことが忘れられなくて、苦しい時期があった。「あの人のことがやっぱり好き」だって想って泣いた。その気持ちは、ずっと消えないでいたけど、でも、少し時が経った今思うのは、「あの人のことを好き」なんじゃなくて、あの人のことを「好きだった気持ち」が忘れられないのかもしれないって。 「好き」っていう気持ちって、その人のことがまだ「好き」な気持ちが残っている場合と、「好きだったっていう気持ち」が忘れられない場合があると思う。 失恋したばかりの時は、相手のことが好きで好きで忘れられない気持ちでいっぱいかもしれないけど、何年かたって、もうその人のことを何とも思っていなくても、なぜか「好き」っていう想いが残っている、っていうことがある気がする。 それって、もしかしたら心って、誰かを「好きだった気持ち」を覚えているんじゃないのかな。その人がどうのこうのじゃなくて。 楽しい思い出の方が記憶に残っていくように、その人への「想い」だけが、濃厚になって心に残っていくの。 だから忘れられない。だからふっとした瞬間に思い出したり、切ないのに甘い気持ちになってみたりする。 だから、「あの人のことがまだ好きなんだ」って思ってしまうことが多いような気がする。 本当は、あの人のことが「好きだった気持ち」の方を忘れられないのに。 だから恋で受けた傷は、次の恋の新しい「好き」っていう気持ち
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