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エレベーターの記憶

遠距離恋愛
2時間の滞在はたぶん無理運転しながら時計を見、ホテルの門をくぐる  まだためらっていた。こんな時間になんて、ほとんど空いてないかもしれない、ほかを探すほど時間もないから・・・ そんな心配は無用だった  空いてる 駐車場にはスペースがいくつかあった車を停め、ホッとし、 ん?といつもと違う雰囲気に気づく  コテージタイプが常宿。なのにそこはマンションタイプな高層ホテルで 「何?ここ。お部屋にはどうやって入るの」 「さっきカップルが入っていった扉の向こうにエレベーターがあるんでしょ、降りて、あそこから入って、普通のホテルみたいに部屋を選んで上がるんじゃないかな」 「ええっ!今行ったら同じエレベーターで『どうもー』ってなるじゃない」 「・・・あるかもね、少し待とうか」  「あの」  「何?」  「2時間は無理よ、せいぜい1時間半、ゆっくりというわけには」 「いいよ、わかってる」  「・・・ごめんなさい」  「謝ることじゃないよ」   そう言いながら車を降り、後ろ手に手を伸ばして手をつなぐのを促すと、楽しそうにビルの扉を開ける

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