水びたし
片思い
フィクションです。 ******** 子どものころひいおばあちゃんが生きていたころ。 ひいおばあちゃんの家に泊まったときに湯たんぽを貸してもらった。 金属製の銀色の湯たんぽ。 テレビとかで見たことがあっただけで本物は見たことがなかったのでちょっとわくわくした。 暖かいのはもちろん湯たんぽカバーの袋の素材がふわふわで気持ちよかったから ぬいぐるみを抱えるように腕の中に湯たんぽを入れてそのまま寝た。 湯たんぽが暖かいはずが寝ているときとても寒くそれだけ冬が寒いのだと思い込んでいた私。 身体がどんどん冷えて震えてきても毛布を着られてないのかと 毛布の位置を直したりしてなんとか朝まで耐えた。 朝になって明るくなりびっくりした。 私は全身水びたしになっていた。 ******** 寒かったのは冬の気温のせいもあった。 でもそれよりなにより水びたしになっていては震えてくるのも当たり前。 パジャマ代わりに着ていたパーカーもすっかり色が変わっていたくらい。 脱いでも脱いでもすべての衣類が濡れていて下着までしっかり色が変わっていた。 金属でできたひいおばあちゃんの家の古い湯たんぽの中がさびていたみたいで 

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