#ひとりで部屋にいられない。闇の気持ちに溺れてしまうから。

失恋してしばらくは、休日は部屋にいないで、外にばっかり出ていた。もちろん、仕事も忙しかったけど、仕事がない休日も、出かけていた。ひとりで。 失恋した直後の時は、あまりに落ち込んでいて、外に出れない時期があったけど、少しだけ落ち着いてきたら、今度は、部屋にひとりでいることに耐えられなかった。 ひとりでいると、いろいろ考えて、「もしかしたらまた戻れるかもしれない」なんて、あり得ないことを、本気で思えたりしてきて…。 「これはよくない」って思って、部屋にひとりでいないようにしてた時期があった。 でも、友達と会っておしゃべりするまでは、心が回復していなかったから、ひとりで、カフェとか本屋に行ってた。 その時期はものすごくカフェに行ってな。なんかそこに行くことが宿題みたいに、調べたお店にかたっぱしから行ってた感じ。 「カフェに行きたい」んじゃなくて、そこに多く行けば、気持ちが救われるような、なんていうか、四国のお遍路さんみたいな感じだった気がする。 「このおすすめの全カフェを制覇すれば、彼のことを忘れられるはず」みたいな。 今考えれば、おかしいなあって思えるけど、あの頃は必死だった。 でも、それがあったから、本当に救われたところあると思う。 私は、気持ちが安定している時は、部屋にひとりでいても平気だけど、なんか不安があったり、寂しい時は、外にひとりで出かけ
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