フランス語の慣用句と中国の故事
2日前に来年1月1日からフランスで実施される「ウサギ税(La taxe lapin)・すっぽかし税」について書きました(こちらの記事↓)。フランスでは年間2,700万件の医療予約の不履行(つまりすっぽかし)が見受けられるので、そういった予約に現れなかった人に税金を課すことにしたとガブリエル・アタル首相が発表しました。24時間を越えてキャンセルした人・予約に現れなかった人から一件に対して5ユーロ(800円)の「ウサギ税(La taxe lapin)・すっぽかし税」を徴収するというお話です。なぜ「すっぽかし税」のことを「ウサギ税」というのかについて今日は書くことにしましょう。コメント欄で「ウサギ税」と言えば「ウサギを飼ったらかかる税金」もしくは「ウサギを食べたらかかる税金」かと思ったと書いて下さった方々がおられましたが、ごもっともな考えだと思います。フランス語の表現で「poser un lapin(ポーゼ・アン・ラパン)」は直訳すると「ウサギを置く」となりますが、「(待ち合わせ)約束をすっぽかす」という意味になります。「Elle m'a posé un lapin!」は直訳すると「彼女は私にウサギを置いたんだ」となりますが、「彼女に約束をすっぽかされたよ!」と訳します。諸説ありましたが「なぜそれがウサギなのか?」という疑問については幾つかのサイトで調べても中々納得がいかず、(これなら)
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