もう一人の父
引きずる恋
2025.11.10 真夜中、実習記録を書いていた私の元にノブのお姉さんから電話がありました。胸のざわつきを感じながら出ると予想していた通りの知らせでした。「本日、父が亡くなりました」96歳。悲しいというより、やっと妻と息子のいる場所へ行けたんだね。お疲れさまでした。そんな思いの方が強く浮かびました。先に天国へ行ったノブのお母さんも、きっと安心したことでしょう。 ノブは生前、お父さんのことをあまり良く思っていないようなことを言っていました。でも、お父さんが出た大学を目指したり、物理専攻だったお父さんに対抗するように化学を学んだり…誰よりもお父さんを意識し、影響を受けていたように私は感じていました。葬儀でお父さんとお話ししたとき、お父さんもまたノブのことをちゃんと理解していたんだなと感じました。あちらでは、どうか親子仲良く。そして、ノブがお父さんにたくさん親孝行しながら穏やかに過ごしていますように。 お父さんが亡くなったことで、いよいよお墓のことも本格的に考えると、お姉さんは話してくれました。お墓は、お姉さんの住む北陸で考えているそうです。北陸なら、私も会いに行ける。それがとてもありがたく感じました。 電話では、私のことも気にかけてくれました。実習やテストで大変なこと、もう少しで卒業することを話すと「素晴らしいです。大変だと思うけど、まゆさんな

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