ちゃんと失う
片思い
フィクションです。 ******** 犬たち500万円歯を失った。 ******** お知り合いのかたがあるタイミングで失ったものの話をしてくれたことがある。 運勢というか運命というか星周りのようなあるタイミングの話。 私にも同じタイミングやってきたときにとても怖くなった。 そのかたにとってのわんこたちと500万円そして歯とは私にとって一体なにに該当するだろう。 ******* そのタイミングでちゃんと私もあるものを失った。 それはそれは私にとっては相当なことだった。 けれど誰かにとってのわんこが私にとってのどれくらいの喪失感か 誰かにとっての500万円は私にとってのいくらくらいの損害か 誰かにとっての歯は私にとってのどんなものになるのか それは誰にもわからないのだと思う。 ****** あるものを失った。 もう二度と元には戻らないのだと思う。 それでも思い出や目に見えないたくさんのなにかはちゃんと残っている。 その目に見えないものは誰にも奪われないから。 ちゃんと私の心にも頭にも細胞にも残っているから。 失ってもなくなってはいない。 *******&n

コメント