親指
片思い
フィクションです。 ******** 好きな人にごはんに連れていってもらったとき。 靴を脱いであがるタイプのお店だった。 まずヒールを脱ぐと足が短く太く見えるとものすごく不安になる。 少しでも足が長く細く見えるものだと信じて無理して高いヒールの靴を履いていた。 重ねて。 靴下が新品じゃない。 というかきれいじゃない。 というかちょっと親指薄くなっている。 というかもう親指見えてる気がする。 ↑ヒール高い靴であるあるだったこと。 家で履いたときは大丈夫だった靴下歩いているうちに ヒールが高いことで前につんのめって親指のところだけ穴があいてしまう現象。 しまった。 ******** その日お相手に私の足の親指が見えていたのかどうかわからないけれど とにかくそればかりが気になってしまって食事にも会話にも集中できなかった。 完全に自分が悪い。 表面的なことばかり気にしていたから。 ******** 新品じゃなくてもいいから見えても大丈夫なきれいな靴下を履いていなかったその日の私の心根が失敗。 足が短く見えても足が太く見えても そんなことよりも 

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