母の日に想うこと~命のつながり
結婚生活
「あと何回、両親に会えるんだろう――」日本を離れる飛行機に乗るたび、私はいつも心のどこかで、この問いが頭をよぎります。27年前、私がアメリカに移住した日から、その不安はずっと、私の胸の奥に住みついている。年に一度、帰れるとしても、あと何回、母に会えるんだろう。父の声を聞けるんだろう。そんな思いをずっと抱えながら、私はアメリカで生きてきました。日本滞在の最終日。母はお寿司をとってくれて、みんなで楽しく食べている途中で、ふと母がいないことに気づきました。キッチンを出て母を探すと、一人で声を殺して泣いている母の姿。そこに父もやってきて、私の手を握って、こう言いました。「生きてさえいれば、必ずまた会える」私はあの時の父の手のぬくもりを、一生忘れない。あの時の母の涙。父のぬくもり。それがあったからこそ、私は心に強く誓った。――私は絶対にアメリカで経済的に自立する。――「私はここでちゃんとやってるよ」って、胸を張って言えるように。その想いだけで、必死に働いてきました。何度も悔しい思いをした。孤独で涙が出る日もたくさんあった。英語が通じず、笑われたことも、馬鹿にされたことも、何度もあった。ときには、人種差別に心をえぐられたこともありました。それでも、あの時の母の涙が、父の手のぬくもりが、私を支えてくれた。そして今、自分が親に

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