苗字

 フィクションです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 幼稚園の年長担任だったH先生はかわいらしい人でした。 甲高い声でいつも明るく笑顔の印象の先生でした。 先生のご結婚が決まって苗字が変わったときに 新しい苗字をとても嬉しそう報告されて 「今日からはH先生ではなく　T先生って呼んでね」と 言われたことを記憶しています。 当時の5歳の私には結婚というものが どういうことかはよくわかってはいませんでしたが 結婚というのはとても嬉しいことで 苗字が変わるということもとても嬉しいことなのだと感じたことを覚えています。 そして新婚旅行のお土産にクラス全員に黒い音符の形のブローチを配ってくれました。 ＊＊＊＊＊＊＊＊ H先生は結婚すると苗字が変わることを教えてくれました。 そして結婚はとても嬉しいことなのだと教えてくれました。 H先生感謝しています。 ＊＊＊＊＊＊＊＊ フィクションです。
Source: ★★片想い10年ロック★★

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