記憶ちがい2
片思い
フィクションです。 ******** 母の母は50代で亡くなった。 私は幼稚園だった。母は30代前半。 だから母は自分の母親から私が今母から聞くような話を聞くこともできなかった。 それを考えるとたとえそれが私にとっては 触られたくない記憶であったとしても 「できる」ということ自体に意味があり価値があるようにも思う。 ******** 母の入院中に唐突に母からくるメールの思い出語り。 「私は母親との思い出 あんまりない。 覚えているのは一度だけ 母子ふたりで丸2日間 泊まりで一緒にいたとき。 そのときは機嫌がよくて うれしそうだった。 ふたりで出かけるときは いつも機嫌が悪かった。 おねえちゃんの発表会で 終わったあとあなたが おねえちゃんのまねをして 舞台で踊ってたときも すごくうれしそうだった。 それくらいかな。 うれしそうだったとき あんまり覚えてないけど」 母の母母方の祖母はとても厳しい人だった。 姉が幼稚園のころ発表会の姉のまねをしてひとり舞台で踊る妹、2歳くらいの私。 そういうことをする私を祖母はよく思わないタイプの人だと思っていた。 だか

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