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黙ってる

片思い
 フィクションです。 ******** 思い出すのはいつもごめんなさいを言えなかったこと。 あのころの自分がいくら若かったとは言え もっと相手のことを思いやる気持ちがあればあの態度はなかった。 そんなことを何度も何度も思い出す相手がいる。 大好きだったんだ。 ******** 彼は私が今どこでどうしているのか生きているのかさえ知らないと思う。 でも私は彼が生きていることを知ることができる状況にある。 毎日どこでなにをしているかはもちろん知らない。 それでも生きていて少なくとも健康でお仕事できていることを知ることができる状況。 それはとても有難いことだと思う。 ↑本当に「有」ることが「難」しいことだから。 ******** 私がもう少し彼のことを考える余裕があればあの日あんな顔をしなかったと思う。 あの日あなたが持っていた大きな荷物を覚えてる。 あの日あなたがしていた手袋をよく覚えている。 あの日の私は珍しく長い髪を編み込みでおさげにしていた。 あの日の私は珍しくニット帽をかぶっていた。 いつも服装のテイスト合っていないことを知っていたから 少しでもあなたの雰囲気に近

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