「ノリ」
片思い
フィクションです。 ******** 大人になってもお友だちはきっとできると思う。 ただ学生のころの友人のようにはいかないのも現実。 どんなに共感できて共通の話題があって同じ境遇や世代や共通認識を持っている相手であっても。 「よそゆきの自分」が常にそこには存在して消えないような感覚。 ******** 学生のころのあのしょーもない自分やのちに黒歴史となるどうしようもない自分を そのままご披露できてしまっていた「ノリ」のようなものは大人になるとどうしても封印されてしまう。 というよりも その「ノリ」をいかに封印して公的場面でふるまえるようになるかどうかが 大人になるということでもあるのかもしれないと思う。 ******** 学生のころの友人と久しぶりに連絡を取ったときの あの何とも言えないしょーもない「ノリ」 それが懐かしくてもどかしくなる。 今はもうその「ノリ」で誰かと会話することはほぼありえない。 友人と再会しても公の場所でのそれは正直 抵抗がある。 声のボリュームやトーンはもちろん内容にはある程度気を遣って話す。 それが大人になったということなのかは今もよくわからないけれど。&n

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