フィクションです。 ******* これまでならすでに暗くなっている時間だった。 19時の少し前。 この時間でもこんなにも明るい季節になったのかと驚く。 夜のおさんぽ。 とは言え暗くなったらひとりで歩いているのは怖いので少しだけ急ぎ足で歩く。 ******* 夏の夜のにおい。 久しぶりの夏の少し湿った夜のにおい。 虫の音とカエルの音。 生い茂りすぎてフェンスからはみ出して道路からでも見える公園の植物や大きめの花。 季節が変わるだけでこんなにも虫や動物植物の勢いが増すのだとありありと感じる。 ******* 少しの急ぎ足でも数分もすると汗がにじんでくる感覚。 音でもにおいでも肌感覚でも感じる。 どうも夏がやってきている。 夏が好きかどうかはよくわからないけれど 本格的な夏になるとちょっとおさんぽは楽しめなくなるかな。 そんなことを思いつつ昼と夜の間の不思議な色の空の下を歩いた。 ******* フィクションです。
Source: ★★片想い10年ロック★★
おさんぽ17
片思い
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