フィクションです。 ****** Kさんが亡くなられたのはKさんと出会って10年ほど経ったころだった。 すすんでお会いしたわけでもなくたわいもないやりとりを不定期にしていただけ。 Kさんは私と出会ってよかったのだろうか。 なにか意味はあったのだろうかと考える日々が続いた。 ****** 亡くなられたあと偲ぶということにもきっと意味があると私は思っている。 Kさんを偲ぶことで私はKさんへの感謝を少しずつ振り返った。 私はKさんのことあまり知らないと思っていた。 「心を開いて」をよく聴いていたこと。 学生時代よく空を見上げていたこと。 虹をみつけると嬉しくなること。 フルーツ牛乳が好きだったこと。 なんだ。 私けっこうKさんのこと知っているし覚えている。 ****** 言えばよかった。 私も「心を開いて」よく聴いていたこと。 空を見上げて歩いてよく人とぶつかること。 虹をみつけるとしばらく追いかけること。 フルーツ牛乳が大好きなこと。 言えばよかった。 ****** フィクションです。
Source: ★★片想い10年ロック★★
サクラ(26)
片思い
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