フィクションです。 ******** 彼の家によく出入りするようになると彼との関係を周りに勘ぐられるようになる。 彼と関係を持ったことを聞いてもないのにわざわざ教えてくれる人もいた。 私はそれにちゃんと嫉妬することができなかった。 彼の家に近くのうどん屋さんでよく一緒にうどんを食べた。 彼とおしゃれなお店に食事に行ったことを聞いてもないのにわざわざ教えてくれる人もいた。 私はそれにちゃんと嫉妬することができなかった。 彼の家から帰るとき自転車を引きながら駅まで歩いて送ってくれた。 それだけで十分彼から優しさをもらっていると感じていた。 特別な関係を持つこともおしゃれなお店で食事をすることも 私にとっては彼としたいことではなかった。 ******** 一緒に過ごす時間居心地がよくて 大きな声を出したり怒ったり急に動いたり そういうことが絶対に起こらない空間にできるだけ長くいたかった。 彼のことが好きだった。 それを恋とは呼ばないとしても。 ******** フォクションです。
Source: ★★片想い10年ロック★★
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