2/3工事完了の高速道路の建設差し止め

2023年3月よりフランス南部オクシタニー地方タルヌ県カストル（Castres）とオートガロンヌ県トゥルーズ（Toulouse）間、約53㎞を車両で高速に走行できるようにとA69という高速道路が建設中でした。また同時にA680高速道路の幅を拡張する工事も進められておりました。しかしながら当初よりこの高速道路の建設には環境団体を始めとする多くの反対がありました。現行のRN126（国道126号線）を車で通行するより20分間の時間短縮が出来るという事でしたが、総工費は推定4億500万ユーロ（約632億円）で必要総面積の420ヘクタールの内316ヘクタールが農地でした。820人が土地と家を追われ樹齢が古いプラタナスを始めとする200本の木が伐採されることとなったのです。たかが「20分」の為に？タルヌ県南部にとって大都市（トゥルーズ）との接続は40年間の悲願であり高速道路の建設が雇用を拡大し経済を発展させることに繋がると言います。たった「20分」の短縮で？この2年間工事の中止を求める抗議行動は激しさを増し度々ニュースにもなりましたが、14回も工事の一旦中止が言い渡されたにも拘わらず工事が止むことはありませんでした。それが昨日2025年2月27日（木）トゥルーズ行政控訴裁判所が2023年3月オートガロンヌ県とタルヌ県において許可されたA69高速道路の建設とA680高速道路の拡幅プロジェクトを取

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