ある日のスーパーで目にした騒動
ちょっと前の出来事。大きなショッピングセンター内のスーパーでのこと。買い物を終え、セルフ支払い機を操作していると すぐ後ろから、男性のもの凄い怒鳴り声が聞こえた。狂気じみた声に、店内の客も従業員さんも驚き、声の方を見た。何か事件か?通り魔か?逃げた方が良いのかと一瞬考えた。それ位、恐怖を感じさせる怒号だった。一瞬、店内は凍り付いた雰囲気になった。2人の男性が揉み合っていた。2人とも3~40代に見えた。1人は、スーツを着た細身のサラリーマン風。もう1人は、髪はぼさぼさ、肥満体、身なりがだらしない男性。従業員が駆けつけてしばらくすると二人は落ち着いた。取り押さえて大声で怒鳴りつけたのは、ぼさぼさ頭の方だった。危険な事でも、事件でもなさそうとわかって、店内はすぐに落ち着いた。色々その場で話合いが始まり、もめている風。私は支払いを終えて帰る時間だったが、その二人のすぐ近くを通らないと出口に行けない。邪魔にならない様にそばを歩いていると、ぼさぼさ頭の男性が財布を手に持ち、むきになって何か話している。そして、従業員とスーツの男性は口を出さず、苦笑いの表情。笑うの?え?と違和感を感じた。どうやら、ぼさぼさ頭の男性がスーツの男性に財布をすられたと勘違いして取り押さえ、否定されても激高して騒いだらしい。「財布盗られた?本当に無くなったのか確認してください」と言われて、調べたら持っていてお金
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