待合室で

フランス女性は気が強いといつも思います。昨日病院の待合室にいたところ4人の子供を連れた40代半ばくらいの女性が入って来ました。子供は13歳くらいの少年、9歳くらいの少年、5歳くらいの女の子、2歳くらいの男の子でした。子供達の着ているものや変わった髪型から普通の家庭ではないな（移民かな）と思いましたが、座っているのは13歳の少年だけで彼はずっと携帯電話をしていて、他の子達は隣の誰もいない電気が消えた待合室から廊下にかけて走り回って大騒ぎしていました。母親も一番上の子の横に座わり、時々戻って来る一番下の子を（靴のまま）膝に立たせたりして「走ってはダメよ」とは口では言っていましたが立ち上がって連れ戻すようなことはしていませんでした。私は彼らを見ながら（いったい誰の具合が悪くて病院なんだろう。皆すごぶる元気そうだけれど）と思っていましたが、自分の順番を彼らに譲ったらまた余計に何十分と待たないといけないかと考えると目を伏せて知らないふりをしていました。そんな時、30代後半の女性が5歳くらいの女の子を連れて待合室に入って来たのですが、入って来た途端、入り口に座っていた4人の子供の母親の女性に向かって「あなた、廊下で子供を遊ばせてはいけないのを知らないの？」と怒った口調で言ったのでありました。すると言われた方は直ぐに「うるさいわね。そんなこと知っているわよ。でもね私には私の事情があるの！あなたは

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