払われ過ぎた失業保険の返還要求

フランス労働局（France Travail）が個人に失業保険の過払い金の返還を要求しています。フランス労働局の一環であるポール・アンプロワ（ハローワークの様な職業安定所）と年金事務所との情報伝達が不十分で、定年退職年齢に入ったにも拘わらず続けて失業保険をもらっていたケースが少なくとも2,500件発見されたということです。例をあげますと失業中の人が定年退職の年齢の65歳（人によって違います）に到達したとします。本来であればここで失業保険は打ち切られ年金申請をしなければいけません。しかしながらその人は67歳まで失業保険を貰いそこから年金に切り替えました。失業保険の2年分の過払い金が生じたことになります。この金額が5,000ユーロ（80万円）の人もいれば10万ユーロ（1千6百万円）の人もいるそうです。これはフランス全土が対象でまだ10万件の書類の見直しが残っているそうです。対象者にはフランス労働局（France Travail）が手紙が来るそうです。ところでこの過払い金を支払っても本来受け取るはずだった年金は遡って受け取ることができません。対象者は手紙を受け取ってから支払い猶予を申し立てる期間が2ヶ月あります。一方弁護士は「このような手紙を受け取った場合は『債務免除（effacement de dette）』を申請するよう推奨しています。自分と家族の経済的状況を裏付ける全ての書類を用意

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