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ミシンが壊れた(2)

DV・モラハラ

 この悲しさは、子ども時代の理不尽な我慢と母の苦労を思い起こす事から来る。父には、女子どもへの差別意識があった。と言っても、昔それが当然な時代で、父はただ時代が変わってもアップデートができないままで、時代錯誤な今ではDVになる様な家庭生活をしてきた。夫とは全く質が違い、父には悪気はなく、それが一家の長の責任だと、家族の為に必死だったのだと思う。だから全ての責任は父がきちんと負って来た。父は現実を知らなさすぎていただけ。女性の家事は簡単で、専業主婦の仕事なのだから楽をさせる必要はない。と言って、冷蔵庫、洗濯機、ミシンなどの家電を父は、なかなか買わなかった。誰かが「奥さんに買ってあげたら」と言っても、全部手でやればいい、主婦には贅沢だと言うだけ。父は、贅沢は敵と言いながら、悪徳セールスには騙され、高い必要の無い物を衝動買いしていた。父は、家電が無いことの影響は母だけと思っていた。子どもに影響があるなんて想像もせず。中学生になる頃には、流石に家電は買っていたが、ミシンは買っていなかった。母はミシンより編み機に夢中だった。洋裁に関心の無い母を見て父は、ミシンは不要だと思い込んだ。小学校の家庭科で、ミシンを使う授業が始まった。出来なかったところは家で縫ってきなさいと宿題になった。家にミシンが無いなんて恥かしくて言えず、母に相談すると、近所にミシンを借りに行かせられた。宿題が出る度

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