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戯曲のように

遠距離恋愛
抱えられ、動かされたら抵抗できない力ではなくて、ムードに負ける雅治は私を抱え込むと、ベッドに下ろした下は脱がされたけど長めな上着はまだ纏ったまま。でも前が開き、肩からはだけそうなえぐい欲望を表現するように乱れた自分の姿、それを雅治に晒していることにくらくらする「手をついて。僕の方に腰を突き出して」雅治はかがみ込んだ私の背を軽く押し、背後に立つと腰を支える。私はベッドの端で、促されるままに、立つ雅治の脚に沿わせるようにかがみ、ゆっくりと腰を上げていった頭の中に、文字で読んだある情景が回る喪服の凛子をホテルに呼び出した久木が、その姿にたまらず立ったまま結ばれる「失楽園」のワンシーン。現実にはそんなことまずありえない。家族の喪の最中にって、そんなオオゴトでしょ。・・・いやいや、失楽園自体がそもそもおハナシ、なんだけどSEXの最中なのに、そんな情景がふいに浮かんだ自分の読書感と想像力をそのまま雅治に重ね、主人公に重ねる私はどこまで乱れていくやら感覚をフルに使い快楽に色を重ね、一瞬を膨らませて貪欲に味わおうとし私を引き出していく腕のなかで雅治の脚本を、戯曲のように演じ味わう「う・・・んっっ・・うんんっっ」 声が、弓なりの背中をなで上げていきゆっくりと合わせ、突き上げるように入ってきて腰に添えられた手が私を動かし始めるたわんだ背は、更にたわみ身体は猫が伸びをするような姿勢になった伸びてきた手は

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