不思議なお客さん 中編
結婚生活
「不思議なお客さん前編」より続きます（こちらの記事↓）。ホテルを予約して帰って来た彼らですが旦那は「明日はマルシェに行って〇〇（前に時々行っていたレストラン）で食事をしよう」と言いました。私は（おぉ、明日の昼もいるのか）と驚き、「私はプールだから2人で行ってきて」と言い、食前酒を始めた彼らにおつまみを出し軽く食べた後ジムに行きました。9時前に帰りシャワーを浴び終えたところでジルがトイレに来たのが分かりました。お風呂とトイレは壁が隣あっていますが灯りが漏れているからドアを間違えて開けることはないだろうと思いました。でもトイレのドアを開ける音も閉める音も小を足す音も聞こえずドアの前に立っている雰囲気がしました。まさかおばさんの裸を見たいとは思わないだろうけれど私はバスタオルを巻いてドアの後ろに背中を向けて立ち（私はお風呂に鍵をかけたことがありません）、彼がトイレの中に入る音がするまで待ちました。（気持ち悪い人だなぁ）と思いながら応接間のパソコンに戻り暫くすると旦那とジルの会話が聞こえてきました。どうやらジルはホテルには行きたくなく我が家に泊まりたいようで、服用した薬の関係で運転をしたくないと言っているのを旦那が「送っていく」と言っていました。旦那は飲酒をしていましたので私は「いいよ、私が送っていく」と言うとジルは諦めたようでナビにホテルのアドレスを打ち込み「行けるかな、行けるかな」と言
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