京都五山送り火と思い出
結婚生活
昨日は3年ぶりに「京都五山送り火」が全面点火されたそうですね。私は京都に生まれ育ちましたが「京都五山送り火」、私達は「大文字焼き（正しい呼び方ではないそうです）」と呼んでおりましたので「大文字焼き」と呼ばせて頂きますが、実は一度しか見たことがありません。私達の両親は石川県から出て来ておりましたのでお盆は必ず祖父母宅に行くことになっており、それは祖父母が亡くなってからも変わらず続きましたので8月16日に京都にいたことがありませんでした。たった一度見る機会があったのは小学生の時でした。海を見ていると視界に黒い糸くずの様なものが見えていることに気が付き両親に話したところ、「それは大変！」とあっという間に京都の大学病院の眼医者の予約を入れてくれて、私は母と先に電車で京都に戻ることになったのでした。幸いな事に目は大丈夫だったので、母は「せっかくの機会だから大文字焼きを見に行こうか？」と言いました。私達はお勧めのスポットなど知らなかったので山に近寄ってみたところ、「大」の字は繋がった火ではなく、所々の点に見えました。それでも私は初めて見た大文字焼きが嬉しかったのを覚えています。また母と一緒に二人で帰った電車（あの頃は汽車と言っておりました）の中で私の目を心配する母の気持ちとは裏腹に私は二人の汽車旅行が楽しくてしょうがなかったことも記憶にあります。大人になり2つ目の仕事に添乗員を選択してからはお
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