嘘じゃない時間
エレベーターで、別れた 何分もしないうちに 無事にホテルに着いたよ もう着いたの! だって、近いよ 10分後のLINE でも、私はその「近いよ」を確認するまえにベッドに倒れこみ、眠っていたようで 目が覚めたのは2:30ん?・・テレビがついてるうわっ、しまった、と慌ててバスルームへ バスタブの中で、身体を見た カシオペア座のようにいくつも胸にひろがる刻印はさっきまでの時間は嘘じゃないことを告げるいつもの、目が覚めてああ夢かと思うのとは違う もう随分、経てきた時間は長いのにそれでもあれは夢だったのでは、なんて、いまだに思ったりする 28年も経っているのに実感があるような無いような 身体は刻まれたとおりに覚えているのに意識はふわふわと、ついていかない近いようで遠く、遠いのに近い・・・非日常だけで、生きていけたらいいのにま、そうはいかないけど日常があるから、非日常が潤う潤ったエネルギーが、日常を回す力になる たった10分の間にシャワーを浴びておそらく、倒れこむように眠ってるんだろうな、とシャワーの優しいしぶきを浴びながら思う もう一回、ここに泊まりたいなその
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