泊っていけば？
遠距離恋愛
時計は、もうすぐ23:00になろうとしていた 時計より規則正しいヒトはいつもだいたい22:30には就寝のはずで なのに今日は日頃は飲まないアルコールも入って日頃はしないこともして でも明日も、今日に関係なく朝は早いそこは変えない だから、もうしんどいはずで ・・・帰さなきゃ 「帰るよ」 先にそう言われ、先に肌を離される前に背を、向けられたくない ビジネスホテルにしてはラグジュアリーな、湯船と洗い場が別の浴室、使うのを楽しみにしていた。 「まずは身体を流してから」「先に入らないと」 ベッドの上で、何度もそう言いながらなのに、そこまでたどり着けなくてテレビも、部屋の明かりもこうこうとついたまま 求め合いあっという間に時間が過ぎたいつものルールも、静けさもかき分けるように蹴散らし交わる 一番カッコつけたい綺麗で過不足なくいたい相手なのにその相手に、格好をつけられなくなってきてる だからそのぶん引き抜かれたあとの身体はぐったりと気だるい 「・・お風呂、入っていきますか？」 「広いねぇお風呂。そうだな、入って・・いこうか、でも
コメント