明日の予定
「ねぇ?」 「うん?」 「・・・明日、はどんな予定?」 「そっちは、2時くらいには終わるって言ってなかったっけ」 「うーん・・・頑張ればもう少し早く終われるかもしれないけど。どこに行くの?その後」 「さあ・・・どうしようか」 「・・・カップヌードルの博物館だったら会場からそのまま行く?桜木町に帰ってくるのに、帰りにロープ・・・・」 「お天気良くないでしょ」 「え?」 「雨だから、あちこち動くには寒いよ。それに時間も短くない?」 ん?明日、お天気は回復する。博物館なら天気はあんまり関係ないんじゃ・・・ 手を止め、料理に落としていた目を上げた 本当は明日、あちらこちらに知った人のいる外を、昼間に、色々を気にしながらあんまり動きたくない。見るよりも、見られるほうに意識が集中しそうで 出張中の天気なんて把握しているはずの雅治にしては、なんだか・・・? ん? 静かに私に向けた目に、黙って目を絡ませた 来る前から行ってみたいって、前から行ってみたかったって、何回も聞いた。でも、その雅治の「行きたい」の重さを、私に向けられた目の圧で
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